



2020年10月、茨城県つくばみらい市にある、高砂熱学イノベーションセンター内の体験型ミュージアムがオープン。大手空調業界のリーディングカンパニーである「高砂熱学工業」のブランディングと、建築空調業界の認知向上を目指して作られた本ミュージアムのために、WOWは4つの体験映像の演出と制作を担当した。(展示設計・施工:トータルメディア開発研究所) エアゲート「空気をコントロールする世界への入り口」 フォグスクリーンを利用した、インタラクティブな映像演出。来場者がフォグスクリーンを通過すると、粒子や流体をモチーフにしたビジュアルが有機的に変化する。空気はコントロールできるモノ、というイメージを直感的に伝えることを目指した。 エアヒストリー「空調で人の暮らしを変えてきた」 高砂熱学工業の歴史・先進性を紹介する映像コンテンツ。風車が組み込まれた装置に息を吹きかけると、映像が進行する。空調がなかった時代、空調技術で快適をつくり、社会を変えてきたことを分かりやすく伝えるため、イラストによるアニメーションを採用している。 エアシステム「空調がこの建物を動かしている」 イノベーションセンターの建築の主役である、最先端の空調システムを紹介するコンテンツ。ミュージアムの奥にある空調設備のCGを、壁面全体に投影し、この建物がどのように空調されているのかを解説している。中央付近では、自由な視点で空調設備を観察することができるホログラム映像も用意した。 エアフューチャー「空調が拓く、未来の可能性」 空気の流れの中に見え隠れする、未来のくらしを探る体験。将来、人間は空調のチカラで、どこまで行けるのか? どこで暮らせるのか? サーチライト型のデバイスを壁に向けると、雲が晴れ、宇宙や海底など高砂の技術がつくる未来の空気環境を垣間見ることができる。 WOW Director : Hiroshi Ouchi CG Designer : Misaki Horai Technical Director : Kensuke Arakawa Programmer : Yuta Nakano Producer : Yasuaki Matsui Illustration / Animation : HAMA-HOUSE (Hirofumi Hamaguchi) CG : TETRA (Air System) CG / System Development : TETRA(Air Gate) Communication Design : Daisuke Nagao (TOTAL MEDIA) Construction : TOTAL MEDIA DEVELOPMENT INSTITUTE Space Direction : Takashi Nakahara Device Development : Siro / DK&ASSOCIATES Music / SE : Yusuke Tamaki